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デザインの仕事をしている私が、夜勤の警備員を始めた理由
デザインや制作の仕事をしながら、私は夜勤の警備員として現場に立っています。
「なんでまた警備を?」と聞かれることがあります。たしかに、パソコンに向かう仕事と、制服を着て現場に立つ仕事は、ずいぶん遠く見えるかもしれません。でも私の中では、わりと自然な流れでした。
AIが、仕事のかたちを変えはじめた
きっかけのひとつは、AIの台頭です。
デザインや、融資・プレゼン・企画のための資料づくり。これまで頼まれていた仕事の一部が、少しずつAIで済むようになってきました。私自身もAIを使いますし、便利になったのは間違いありません。ただ同時に、「この先、自分の仕事はどう変わっていくんだろう」と考えるようにもなりました。
そこで目が向いたのが、現場の仕事です。その場に人が立っていなければ成り立たない仕事は、AIにはなかなか代わりがききません。仕方なく選ぶものではなく、これからの時代のひとつの選択肢として、現場職もありなんじゃないか。そう思えたのが最初の一歩でした。
収入の波と、家族のこと
もうひとつは、収入の波です。
制作の仕事は、受注が多い月もあれば、静かな月もあります。ひとりでやっていると、その波がそのまま生活に響きます。家族ができてからは、なおさら「焦らなくていい土台」がほしいと思うようになりました。
毎月ある程度決まった収入があるだけで、気持ちの余裕はずいぶん違います。本業のほうでも、目の前の数字に振り回されず、ちゃんと向き合えるようになりました。
なぜ夜勤の、待機型だったのか
警備にもいろいろありますが、私が選んだのは夜勤の、緊急時に備えて待機するスタイルの仕事です。
もともと夜型の生活だったので、その時間をお金に変えられるのはありがたいことでした。それに、ずっとデスクに向かっている毎日の、いい気分転換にもなります。
待機中は、基本的に呼ばれるまで待つのが仕事です。出動がなければ、静かに過ごせる時間も多い。本業の時間を削らずに、固定の収入をつくれる。これが私にとっていちばん大きかったところです。
やってみたら、思っていたより楽だった
正直に言うと、始める前はもっと大変な仕事だと思っていました。もちろん最初は慣れない環境に戸惑いましたし、まったく大変なことがないわけではありません。
それでも、気づけばもうすぐ3年。続けてこられたのは、思っていたより、ずっと楽だったからです。
書き残しておきたいこと
このブログで、「警備をやってみませんか」と勧めるつもりはありません。向いている人もいれば、そうでない人もいると思います。
ただ、クリエイティブの仕事をしながら、夜は警備の現場に立つ。そんな働き方をしている人間が実際に見て、感じてきたことを、できるだけ正直に書き残しておきたいと思っています。
警備って実際どうなんだろう。そう思った誰かの、ちょっとした参考になればうれしいです。
